10号巻頭は、ご存知、前田姉妹です。超多忙の2人の同時インタビュー。愛ちゃんは本誌5号で、亜季ちゃんは本誌6号でそれぞれ巻頭特集でしたが、当時よりも知名度・人気ともにアップしての再登場です。
(器用なのはどっち?)
亜季:はぁ〜い。
愛:器用なのはどっちだろう。お菓子作るのは私が得意だし…。器用っていったら私のほうが器用じゃん!
亜季:(素直に)はい。
愛:私がお菓子作るのを横で見てるの。それで「お姉ちゃん、私にも手伝わせて」。「じゃそこのかき混ぜて」「やだ。そんなのつまんないじゃん」(笑)
亜季:それでできあがったら一番最初に食べるのが亜季だぁ。
(女の子らしいのはどっち?)
亜季:家ではお姉ちゃんのほうが女の子らしいかも。
愛:(プロローグ5号をさして)この頃よりはね(笑)。
亜季:この頃はお姉ちゃん髪の毛寝癖ついてようが気にしなかったもんね。でも最近は髪の毛とかちゃんとするようになって。
愛:今日もあたしが起きて着替えて髪の毛とかやってるのに、この子は何もしないでストーブの前でぼ〜っとしてて。
亜季:だって寒かったんだもん(笑)。
10号という記念の号の巻頭に誰を持ってくるか、というのは1年くらい前からずっと考え続けていた、いってみれば私にとっての一つのテーマでした。私の希望としては、前田姉妹のWインタビューです。しかしなにせ今の小中学生タレントをひっぱる存在になっている2人。果たして私たちミニコミでそんな取材が可能なのかどうかちょっと不安だったんです。だから、9号で同じクレヨンの渋谷桃子ちゃんの取材をしたときにマネージャさんにダメもとで取材を申し込みました。まだ9号が出る前なので、異例の取材交渉でした。
結果、昨年の年末12月28日、愛ちゃんがオフで亜季ちゃんが昼頃から天才てれびくんの収録という日の朝に取材させてもらうことができました。
それにしても、多少予期していたことではありますが、この2人は同時にしゃべります(笑)。とはいっても、譲るところは譲り、しゃべることはしゃべってくれるので、一見勝手にしゃべっているように感じられながらも、会話にはリズムがあって盛り上がるんですよね。特にミルクのしぐさまでマネしながらのミルク談義は最高でした。(残念ながら誌面ではミルクのしぐさをまねる2人の様子はあまり再現できませんでしたが。)
写真撮影は近くの公園で行ったのですが、ここでも公園の遊具で遊びはじめるので、「時間がないんで撮影しましょう」「はぁ〜い」みたいな感じで遊ぶ合間を縫って撮影しました。時間があれば本当は遊んでいる姿をもっとみていたかったし、その姿を撮影したかったんですけど(笑)。